不動産トータルサポートで支持を集める愛媛県西条市の『株式会社トータルエステート・プロ』

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土地から建物まで住宅に関するトータルサポート

不動産相続への取組みでお客様との信頼関係を構築

不動産業界への恩返しを最後の仕事に

今回は、西日本最高峰の石鎚山の麓に位置し、名水百選にも選定される自噴井「うちぬき」で有名な西条市の会員不動産会社『株式会社トータルエステート・プロ』のご紹介です。

土地から建物まで住宅に関するトータルサポート

—— 創業は平成19年と聞きましたが？

吉村社長：「25歳の時に不動産業界に入ってからこの業界一筋でやってきました。今の会社を創業したのは44歳の時で、かれこれ16年になります。」

—— 具体的な事業について教えてください。

吉村社長：「当社は不動産コンサルティングをメインにリノベーションリフォーム、リノベーション再生事業、不動産仲介を行っている会社です。住宅建築では注文住宅から建売住宅、戸建て賃貸住宅など幅広く取り扱っています。自社分譲地は、常に30～40区画を計画及び準備していますので、家づくりのお手伝いを全てお任せいただけるのが強みですね。」

—— 家を建てたくても最適な土地が見つからないということも多いのでは？

吉村社長：「そうですね。当社で家を建てたいというお客様がいらっしゃっても、ご希望に合う土地が見つからなければ建てていただけません。建築条件付きの土地では建てられる会社が決まっていますので、土地探しも含めてお客様にご提案できないといけませんので、土地の仕入れは非常に重要です。」

—— 具体的にはどのように土地の仕入れを行っているのですか？

吉村社長：「当社では、分譲地の売れ残りや空き地の所有者の方を調べて直接ご連絡をさせていただく取り組みを創業以来行っています。土地の仕入れに複数の業者が入ってきたりすると当然コストがかかり、結果的には不動産の価格にも影響が出てしまいます。安定した経営を行いながらお客様満足度を高めるためには、お客様の一番近くにいること、最初に繋がることが大切だということを独立前の会社にいた時から学びました。それを今でも実践しています。」

—— 土地所有者の方に直接コンタクトが取れても「売ってください」だけでは難しいですよね？

吉村社長：「その通りです。土地をお持ちの方には様々なお悩みやお考えがあります。相続や税金のこと、維持管理のこと、売りたくても売れないなど。そのような方にまずは信頼いただくことが大切です。ですから相続のことや税金のことにも詳しくなくてはいけませんし、土地活用に関することなどプロとしての知識や提案力も必要になってきます。確かに手間と時間はかかりますが、信頼関係が生まれれば結果的に土地を買い取らせていただくことができたり、仲介させていただいたり、不動産における問題そのものの解決や活用のお手伝いをすることで我々のビジネスにも繋がってきますし、お客様のご紹介にも繋がっていきます。まずは土地所有者の方のお役に立つこと、それが一番大切だと思います。」

—— 土地から住宅までまさにトータルでお手伝いできるのが強みなのですね。

吉村社長：「土地だけ扱っている会社、住宅建築だけ行っている会社の場合は、その事業だけで収益を出さなければいけませんから、当然経営は不安定になりがちですし、お客様への価格転嫁にも繋がる可能性があります。一方で当社のように土地の手配から建物まで一貫してお手伝いできれば、お客様の手間や価格面でも満足いただけるものが提供できると思います。」

不動産相続への取組みでお客様との信頼関係を構築

—— 「不動産相続の相談窓口」の展開など不動産所有者への相続に関する取り組みもされていますね。

吉村社長：「6、7年前から不動産相続の相談窓口をやっていますが、それ以前から不動産相続に関するご相談はたくさん頂戴していました。相続の相談は、普通は赤の他人にはしませんよね。ですから逆に、丁寧にお話をお聞きし、不動産業者としてできることを精一杯やらせていただければ、お客様の一番近い相談相手になれると思うんです。不動産相続の相談は、売却や活用など、先の話までいただくことが常ですので、お客様の一番近くで、良き相談相手として長いお付き合いができることは、不動産業者としてもメリットがありますし、何よりお客様が抱えている問題が解決し喜んでいただけることが嬉しいですね。」

—— 具体的な不動産相続に関する取り組みを教えてください。

吉村社長：「コロナ前までは3週間に1度のペースで相続セミナーを行っていました。主に地主さんが参加されますが、相続は親が亡くなってから問題が出てくるケースが多いので、親世代はもちろんですが、子世代にもっと関心を持っていただきたいですね。不動産の場合は相続後にできる対策が限られていますので、義務化が決まった相続登記（※）のように、社会全体の問題としてもっと認識が深まっていかないとダメだと思いますね。」

—— 家族信託も不動産相続に大きく関係してきますが、どのような取り組みをしていますか？

吉村社長：「家族信託は、不動産所有者の方の認知症対策や財産承継対策として非常に有効なので、以前より相続セミナーでも触れていたのですが、お客様からの依頼にしっかりと対応できる体制を整えるために『家族信託の相談窓口』に入会（2021年5月）しました。比較的新しい財産管理制度なので、まずはセミナーから始めようということで、コロナ明けを見据えて既に企画に入っています。また当社で毎月発行しているフリーペーパー『YEAH‼』で先行告知も行っています。」

—— 活動開始から3ヵ月で具体的な相談などはいかがですか？

吉村社長：「既にお客様からのサービスのお申し込みもいただいており、登録専門家の司法書士と一緒に対応も開始しています。地元のお客様なのですが、遠方にお住いのご姉妹の方が家族信託のことをどこかで知ったらしく、お客様を通じてのご相談でした。また、フリーペーパーをご覧いただいたお客様からもご相談をいただいたり、家族信託という言葉が徐々に浸透してきている実感が湧きますね。」

不動産業界への恩返しを最後の仕事に

—— ところで吉村社長は休みの日は何をしていますか？

吉村社長：「普段は休みなしで毎日仕事をしています（笑）。お客様に喜んでいただけるこの仕事が大好きなので休まなくても平気ですね。唯一の息抜きは、たまに行く同級生との海外旅行で、小中高の地元の同級生が全国から集まって1週間程度の海外旅行を楽しんでいます。美味しいもの食べたり、昔話に花を咲かせたり、飛行機に乗れなかったりといったトラブルも（笑）。これがあるから仕事も頑張れます！」

—— 最後に今後の目標や夢を教えてください。

吉村社長：「65歳までに、会社が今後もずっと存続していける体制を作り上げることが夢です。そのために基幹業務システムの開発なども進めています。次の世代の社員を育て、お客様とも何世代も繋がっていけるような会社にしていきたいですね。そのあとの75歳までの10年間は、完全に商売抜きで地域の不動産で困っている方や、トラブルにあっている方のお役に立つ活動に注力していきたいと考えています。
私は、一般社団法人 日本不動産仲裁機構（※）＜法務大臣認証ADR機関＞の調停人資格を持っていますので、公正な立場で不動産トラブルに関する相談対応、調停、仲裁が行えます。不動産業界の明るい未来のためにも、また業界への恩返しの意味も込めて、その仕事に自分の知識や経験を活かしていきたいと思っています！」

—— 「家族信託の相談窓口」ありがとうございました。