水の都 松江で不動産を通じた地域貢献を実践する『有限会社朝日住宅』

有限会社朝日住宅
代表取締役社長 目次 修氏 / 執行役員 統括本部長 大西 達也氏 インタビュー

Contents
賃貸管理業への進出で経営の安定化と雇用創出を実現
不動産相続への取り組みを強化
企業は人。社員が自走できる環境づくりが大切。

今回は、松江城や宍道湖、玉造温泉と観光地としても名高い、山陰最大の人口を擁する松江市の会員不動産会社『有限会社朝日住宅』のご紹介です。

有限会社朝日住宅の店内
有限会社朝日住宅の店内

賃貸管理業への進出で経営の安定化と雇用創出を実現

—— 創業から50年以上の歴史があるとのことですが?

目次社長:「当社は、昭和42年に私の父親が創業したのが始まりです。長らく家族経営で、いわゆる街の不動産屋さんとして賃貸仲介業メインでやっていました。私は高校を出て関西の食品会社に就職したのですが、3年務めた後、21歳の時に松江に戻り朝日住宅に入社しました。」

—— 目次社長が代表に就任してから会社の方向性も大きく変わったようですね?

目次社長:「私が代表に就任したのは2008年10月ですが、従来の賃貸仲介業だけでなく、経営基盤を安定させながら地域に根差した不動産会社として認知していただくために、賃貸管理業をベースにしていこうと決断したわけです。賃貸管理業を伸ばしていくためには、実際に建物の管理を行う人員やオーナー様との窓口となる社員も必要です。当然仲介力も更につけていかないといけません。賃貸仲介専業の不動産会社とは違って様々な専門性を持つ人材が必要となってきます。これは雇用の創出にも繋がる!と思いましたね。おかげさまで現在、正社員32名、パートさん16名の総勢48名(2021年6月現在)の仲間が一緒に頑張っています。」

—— なるほど、雇用の創出は企業の存在意義の一つですからね。

目次社長:「はい、賃貸管理・賃貸仲介・売買仲介がちょうど1/3ずつくらいの売上構成で順調に伸びていますし、プラスしてリフォーム事業や買取再販事業なども強化していますので、会社の成長に合わせて今後も積極的に人材を採用していきたいですね。」

不動産相続への取り組みを強化

—— 不動産オーナー様の相続対策や資産承継対策にも積極的に取り組んでいますね。

目次社長:「2017年から相続勉強会を自社で主催しています。松江でもオーナー様の高齢化は進んでいますので、円満で円滑な財産の承継、相続対策などが重要な課題であることは言うまでもありません。特に不動産は財産に占める割合も比較的大きくなりますし、簡単に分割できる財産ではありませんので“争”続になりやすいという側面もあります。不動産のプロとして、不動産の相続や承継対策等についての情報発信、具体的なお手伝いを行っていくことは当然の責務です。」

「不動産のプロとして、不動産の相続や承継対策等についての情報発信、具体的なお手伝いは当然の責務」と話す目次社長
「不動産のプロとして、不動産の相続や承継対策等についての情報発信、具体的なお手伝いは当然の責務」と話す目次社長

—— 具体的な不動産相続に関する取り組みを教えてください。

大西本部長:「コロナ禍で一旦中止していますが、毎月相続勉強会を開催しています。当社には相続支援コンサルタントが3名、上級相続支援コンサルタントが4名在籍していまして、勉強会の企画から運営、講師まで全て自社でできるのが強みだと思っています。毎回20名くらいの不動産オーナー様がご来場くださいます。相続の相談ができる不動産会社というイメージが松江の方にも根付いていきた実感がありますね。」

—— 家族信託への取り組みについてはどうですか?

大西本部長:「家族信託については、不動産オーナー様の資産凍結リスクを回避する手段として非常に有効であるとの認識を以前からもっていました。相続勉強会でも当然出てくるキーワードですし。ただし、今までは一般的でなかったことや、少し難しい家族信託を具体的に提案する仕組みがなかったのが実情です。『家族信託の相談窓口』入会でその点が解消されたので、オーナー様への提案を積極的に行っていこうと思います。オーナー様の不動産が資産凍結されてしまってからでは手遅れです。あらゆる選択肢をご提示するのが、我々不動産のプロの使命だと思います! あのとき提案をしておけばよかった・・なんて後悔はしたくないですからね。」

「家族信託は不動産オーナー様の資産凍結リスクを回避する手段として非常に有効」と話す大西本部長
「家族信託は不動産オーナー様の資産凍結リスクを回避する手段として非常に有効」と話す大西本部長

—— 不動産の管理を任せているオーナー様からすれば、管理会社の管理力や提案力によって、収益はもちろんその後の資産承継にも大きな影響が出ますからね。

目次社長:「その通りですね。相続に関する取り組みは中長期の視点です。我々としてもそのような取り組みを通じて、次世代のオーナー様と早くから接点を持たせていただけるというメリットもあります。一方で日々の管理業務などについても、しっかりと満足いただけるものを提供できていないと勿論ダメです。オーナー様の満足度を数値化するのは難しいですが、管理をお任せいただいている物件の入居率などは特に意識して全社員で共有しています。」

—— ちなみに現在の管理物件の入居率はどのくらいでしょうか?

大西本部長:「今朝は96.69%で、昨日が96.66%ですね。」

—— 入居率としてはかなり細かい数字ですね。

大西本部長:「入居率は計算の仕方や条件によって違ってくるものですが、当社では3,300戸の全管理物件のリアルタイム入居率を毎日全社員で共有し、入居率向上のための施策を実践しています。ここ1年間は96%を切ったことはありませんね。高い入居率はオーナー様が当社を選んでくださる一つのバロメーターだと自負しています。」

企業は人。社員が自走できる環境づくりが大切。

—— なるほど徹底していますね。ところで大西本部長から見て目次社長はどんな方ですか?

大西本部長:「本人を目の前にして・・・(笑) 一言で言うのであれば、とにかく“いい人”ですね。優しいとかいう意味ではなく、人間味がある、人間力がある、一人ひとりをよく見てくれている。そんな社長です。誉めすぎですかね(笑)。一見して仕事に厳しそうなイメージですが、社員一人ひとりが自走できるよう、自立できるよう、環境を整えてくれるところがありがたいですね。あと、不動産に関してはまさにプロフェッショナルです。不動産を見る目というか感覚が凄いと思います。」

—— 社員の皆さんが働きやすい会社なのですね。

目次社長:「経営者にとって大切な仕事はいくつもありますが、社員が働きやすい環境を整えるということは、中でも一番大事な仕事だと思います。企業は人です。明瞭な人事評価制度なども重要ですね。給与水準もおそらく松江では高いほうだと思いますよ(笑)。」

大西本部長:「最近は社員同士の仕事外でのコミュニケーションが難しい世の中になってきていますが、社長主催のイベントにはみんな参加しますよ。社長が自腹でご馳走してくれますし(笑)。」

—— 風通しの良い社風が目に浮かびます。最後に今後の目標などをお願いします。

目次社長:「企業ですので、様々な数値目標はもちろんありますが、売り上げや利益だけを追い求める姿勢では意味がありません。地域に、社会にどれだけ貢献できているか? なくてはならない存在になれているか? そういった数字に表れない部分を追求することが大切であり醍醐味だと思っています。不動産を通じてもっともっと地域に喜ばれる存在になりたい!それが一番の目標ですね。」

—— 「家族信託の相談窓口」ありがとうございました。

目次社長(中央)大西本部長(右)と「家族信託の相談窓口」森 久純
目次社長(中央)大西本部長(右)と「家族信託の相談窓口」森 久純

「気軽に相談できる不動産屋さんになりたい、敷居が高いイメージを払拭したい。」と笑顔で語る目次社長。総合不動産コンサルティング企業として賃貸管理/仲介、売買仲介、リフォーム、買取再販、空き家管理と幅広いサービスを提供。家族信託をはじめとした相続、資産承継相談などにも積極的に対応する創業50年を超える会員不動産会社です。
島根県松江市の家族信託、不動産に関するご相談は、「家族信託の相談窓口」会員不動産会社:有限会社朝日住宅へどうぞ

有限会社朝日住宅

有限会社朝日住宅の外観
対応サービス 家族信託相談不動産相続対策売買仲介賃貸管理・仲介
所在地 島根県松江市西津田4-1-2
アクセス JR「松江駅」より徒歩18分、「開運稲荷前」バス停より徒歩1分
相談対応エリア 松江市
オンライン相談可
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『この記事の内容は掲載日時点の情報に基づいています。最新の統計や法令等が反映されていない場合がありますのでご注意ください。個別具体的な法律や税務等に関する相談は、必ず自身の責任において各専門家に行ってください。』

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